2008-08-11
インテリジェンス 武器なき戦争
手嶋龍一/著 佐藤優/著 幻冬舎/発行 2006.11裏表紙に「インテリジェンス入門書」とあるように、門外漢の私が読んでもとても面白かったです。ただお二人の話は、いろいろなところにポーンと飛ぶので、読者の方もある程度、時事とか、歴史とか、話題の背景がわからないと「?」状態になるかも。
最初ゾルゲの話なんか頻繁に出てきて、インテリジェンスって、突き詰めればやっぱりスパイ活動みたいになっちゃうの?と思いました。ただ、非合法なことをしないでごく普通にメディアから入ってくる情報でも、すぐれたインテリジェンス・オフィサーがいればすごい武器になるわけなんですね。ま、“いれば”の話なんですけども…。
膨大な各国の知識を持っていなければならないし、人脈も必要だし、なによりすごく立ち回り方が難しい…この本の中にはインテリジェンス・スクールの構想的なお話も出てきますが、このお二方みたいな人材が、果たしてそういう機関から輩出されるものなのか、ちょっと疑問です。本人の努力では、いかんともしがたいインテリジェンスのDNAってものが、突然変異的にすぐれたインテリジェンス・オフィサーを作り出すんじゃないかなぁ。
しかし、そんな悠長なこと言ってる場合じゃないことはわかります。インテリジェンス・オフィサーの資質が国の存亡を左右するわけだし、早急に人材は必要なんですよね。
それにしても、この二人が見聞きしてきたもののすごさったらない。ただただ、「うへーーっ」て(笑)思いながら読みました。あと本の中で佐藤さんは手嶋さんに、たびたび「ラスプーチン」と呼ばれてるけど、別に不快ではないのか?手島さんも一種の畏敬をこめて、呼んでるみたいですもんね。
いま、以前雑誌で読んだ(と思うのですが…)佐藤さんの書いた記事(たぶん連載)を探していまして…全然見つかりません。そのときは「きっと本になるから、本になったら読もう」と思ったんですよね。しばらくたってから、記憶にある雑誌を探してみたらないんですよ。どうやら雑誌名を間違って記憶していたらしくて。TVには出ない方ですが、著書は結構多いですよね。いろいろな雑誌に書いていらっしゃるからなぁ。でも、私が読む雑誌なんてごくごく限られてるのに…おかしいなぁ。どこで読んだんだろう??
関係ないですが、「論座」が休刊になるとか。ちょっとショックでした。



